東日本の災害の3周年を想い出にして

津波1今週は3.11の東北の歴史的な大地震・津波そして福島の3周年になりました。日本だけでなくて、世界中、様々なイベントが行われ、多くの人たちは黙祷と宗教的な行事でこの災害を迎えてきました。

ちょうど3年前、大地震が起きて2週間後、東京の小さなお聖堂で30人ほどの人たちが集まり、東北の被災者のためにミサの祈りを行いました。そこへ陸前高田から帰ってきたばかりの一人は参加していました。彼は生々しい現状を報告してくれました。
そして、その中でいまだに忘れられない発言がありました。「どうして神様はこれを許したのか。何も罪のない人たちには…」私にそれが叫び声のように聞こえました。皆が黙っていました。答えが見つからなかったわけです。

それ以降、私は旧約聖書のある本が好きになり、度々読んでいます。その本は「ヨブ記」と呼ばれます。今でもそれを手にしてゆっくりと読み、祈りの材料にしています。ヨブという人物は大変恵まれた生活の中で、神様への熱い信仰の持ち主でした。ところが、ある日突然、家族も財産もすべて失い、奥さんと2人だけが残り、とうとう健康も衰えました。苦しい毎日の中で、まだ神様を強く信じていた彼に対して、奥さんから批判を浴びて見捨てられました。「こんな不幸が続いて、まだ神様を信頼しているのか」と。

ヨブという人物が存在したかはっきりしません、しかし、この本を記された著者は大変苦しい体験の持ち主だったに違いありません。

黙って、苦しんでいる人たちの声に耳を傾けることはとても大切だと教わりました。

東北の方々のためにお祈りを捧げます。 (by 安藤、イエズス会社会司牧センター)

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